モルゲンレーテ社が、オーブ近海でのイージスとの戦闘で中破し回収されたストライクから取得したデータと、それを修復した際に製作した予備パーツを組み上げて完成させた機体。
基本構造は元のストライクのデッドコピーであるが、一部のパーツは高性能品に置き換えられるとともに、調整や改良がなされている。新開発の大容量バッテリーパック「パワーエクステンダー」を搭載したことで、活動時間は延長されている。その際のエネルギー変換効率の向上に伴ってPS装甲への供給電力も増加し、装甲起動色も赤主体に変化したことで装甲強度も向上した。また、OSはナチュラル用のものを導入し、操縦に不慣れなカガリをサポートするため、制御系にはオーブが独自開発した操縦支援AIシステムを搭載している。
建造はオーブ本国において個々のパーツが完成していたが、地球連合軍のオーブ侵攻作戦によってオノゴロ島が崩壊したことでクサナギで宇宙に運び出され、クサナギ艦内で約1ヶ月をかけて最終組み立てと調整が行われることとなった。そして、パイロットには指揮官であるカガリが務める運びとなった。
当初の装着ストライカーは「強そうだから」というカガリの希望によりI.W.S.P.が選ばれた。技術陣としてはカガリの力量ではI.W.S.P.が扱い切れない事は解りきっていたが、当初、カガリが搭乗したストライクルージュはあくまでも戦場での士気高揚のために運用し、最前線での戦闘を想定していなかった事から了承した。運用テストにおいて装備増加に伴う操縦性の複雑さからカガリは同パックを扱い切れず、帰還後にパックの変更を要求。カガリが実戦参加の意思を表した事から、エールストライカー装備での投入が決定した。エールストライカーや機体の各種調整に時間がかかり、最終的な完成は第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の直前となった。しかし、ルーキーであるカガリとともにこの機体は善戦した結果、いくつかのMSや核ミサイルを撃破してジェネシスからアスラン・ザラの救出に成功する。
終戦後の和平期間においては、実戦で使われることのなかったI.W.S.P.を装着し、オーブの旗印として式典などで使用された。
C.E.73年からの大戦(『SEED DESTINY』)においては大気圏を飛行可能に改良されたエールストライカーを装備し、オーブ軍への撤退勧告を行うカガリの旗印として使用された他、地球連合によるベルリン侵攻の際には民衆を守るための盾として身を挺して活躍した。ザフト軍によるエターナル追撃の折には、キラが搭乗したこともあった。