地球連合加盟国の一つ大西洋連邦が、中立国家オーブ連合首長国の公営企業モルゲンレーテ社の技術協力を受け、オーブ管轄の資源宇宙コロニー「ヘリオポリス」で極秘開発した5機の試作MSの一機。フレームはデュエルやストライクと同じ汎用型のX100系を採用。人体の動きを忠実に再現することを目的に作られ、従来のMSより可動範囲が広い。額部にはセンサーを保護するガードが装着されている。
遠距離からの支援砲撃を目的とし、特性の異なる2挺の大型携行砲を装備する。砲の連射による短時間でのフェイズシフトダウンを避けるため、専用のサブジェネレーターを各砲に別個搭載している。更に両膝にも予備電源が設置されており、砲の使用による運用時間短縮を抑えている。
発砲時はバックパックの左右に懸架された砲を切り離し、腰部に連結されたサブアームを軸に脇に抱えて保持する。遠距離戦を想定したことからシールドや近接戦用の武装を持たず、僚機の支援を前提に運用される。しかしながら、本機は2挺の砲の連結とその組み換えによって遠近両レンジをカバーしているほか。
オーブの宇宙コロニー「ヘリオポリス」においてザフト軍クルーゼ隊による襲撃時に奪取される。その際に搭乗した同隊隊員ディアッカの専用機となり、主に同僚のイザーク・ジュールの専用機デュエルと連携して行動する。
地球連合軍第8機動艦隊との「低軌道会戦」ではMSとしての機動性と高火力を活かし戦艦を次々と沈める活躍を見せた。しかし、アークエンジェルおよびストライクとはヘリオポリスからの宇宙での追撃戦、地球降下後の北アフリカ砂漠地帯での戦闘、アスラン・ザラを隊長とする「ザラ隊」を結成しての公海上の追撃戦で再三再四戦火を交えるも撃沈には至らなかった。
他の前期GAT-Xシリーズと同様、大気圏内においてはハイジャンプは可能だが飛行能力を持たないため、地球降下後の戦闘では本機・デュエル・イージス・ブリッツはザフト製のサブフライトシステム「グゥル」に乗っての空中戦を主に行った。
アークエンジェルのオーブ出発後の戦闘で、ランチャーストライカー装備のスカイグラスパーのアグニによる攻撃で片腕を失い、地面に落下した衝撃で駆動系が稼動不能となったため、ディアッカと本機は投降する。アークエンジェルがアラスカ基地に到着した際には降ろされず、ディアッカとともに艦内に留め置かれた。
ザフト軍のアラスカ基地への大規模降下作戦の際にアークエンジェルは連合軍から離反して再度オーブに寄港し、ここでディアッカは釈放され。
しかし、連合軍がマスドライバーを求めてオーブに侵攻した際に、ディアッカが修復後放置されていた本機を持ち出してアークエンジェルに加勢。オーブ脱出時にはアークエンジェルに艦載されて宇宙に上がり、そのままなし崩しにアークエンジェル・クサナギ・エターナルから成る「三隻同盟」の所属となった。