メカニックデザインは大河原邦男。
ジオン軍の兵器開発計画「ペズン計画」にもとづいて開発された機体。ギャンとゲルググの中間的な外見であり、ギャンの後継機で統合整備計画の影響によりゲルググの生産ラインを流用したために外見が近似したとも、ゲルググの後継機でギャンの格闘戦能力を付加したものともいわれる。
格闘戦を主眼に置いて設計されている。陸戦用のA型は大気圏内での飛行を実現させるため、機体の軽量化やスラスターの大推力化、ゲルググ同様前腕部に熱核ジェット・エンジンが追加されるが、失敗に終わる。その後、宇宙戦用のB型が開発され、従来のMSを凌駕する運動性と機動性を実現する。しかし、その高性能ゆえにパイロットの肉体的な負担は大きく、限界性能を引き出せず、従来機と変わらぬ性能しか発揮できずに終わる。
当初の名称は「ガルバルディ」で、一年戦争終結間際に試作機がロールアウトするが、戦後に連邦軍によって接収され、改修型が開発される。この改修型を「ガルバルディβ」と呼称したため、本機は区別のために「ガルバルディα」と呼ばれるようになったという。
「トミノメモ」では、1箇所だけ「ガリアブ」という名称で表記されている。シャア・アズナブルや部下のパッカデリアらが搭乗し、エルメスの護衛にあたったとされる。なお、パッカデリアの名は『MS大全集』シリーズの本機のパイロットの項目にも記載されている。
勁文社のゲームブック『機動戦士ガンダム 最期の赤い彗星』では、ア・バオア・クーを脱出したシャアを追撃するトワニングが搭乗し、シャアと一騎討ちをおこなう。
「模型情報」誌上のメカニックデザイン企画『F.M.S.』(福地モビルスーツステーション)では、MS開発部門の技術者らとともにズワール型高速巡洋艦「ガールアウス」に乗せられ、アクシズへ移送される本機が描かれている。
漫画『機動戦士ガンダム ギレン暗殺計画』では、元ペズン計画のテスト・パイロットで親衛隊に配属されたフィーリウス・ストリームが搭乗する。宇宙世紀0079年12月31日、サイド3コロニー「ズム・シティ」内部で蜂起した首都防衛大隊のランス・ガーフィールドが搭乗するグフ・カスタムと一騎討ちの死闘の末にほぼ相討ちとなるが、本機のパイロットは無事であった。塗装は『MS-X』版のグリーン系で、頭頂部にブレード・アンテナを装備し、ギャン用のビーム・サーベルを携行する。
矢立文庫のWeb企画『アナハイム・ラボラトリー・ログ』第2話では、高機動型ガルバルディαとともに1機が登場。B型をベースにアクシズで現地改修された機体で、ゲルググB型のバックパックに換装されているとされるが、外観は通常のままである。塗装は『ENTERTAINMENT BIBLE』版で、ゲルググ用のビーム・ライフルを携行する。