バウンド・ドックは、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の機動兵器「モビルアーマー (MA)」のひとつ。初出は、1985年に放送されたテレビアニメ『機動戦士Ζガンダム』。
作中の軍事勢力のひとつである地球連邦軍の特殊部隊「ティターンズ」が運用する試作機で、楕円形のボウルを伏せたような外殻の本体から1対のクロー・アームが伸びている。人型の「モビルスーツ (MS)」形態に変形する可変機でもあり、その際にはクロー・アームを脚部とした着陸形態を経て、外殻に収納されている左右非対称の上半身が姿を現す。強化人間のロザミア・バダムやティターンズ士官のジェリド・メサらが搭乗し、主人公のカミーユ・ビダンが所属する反地球連邦政府組織「エゥーゴ」と戦う。
『Ζ』第42話で初登場。ティターンズの大型戦艦ドゴス・ギアのニュータイプ部隊に配属となったロザミア・バダム中尉が本機のシミュレーターで仮想敵機を撃破し、「気に入った、ギャプランより反応が速い。力を感じる」と感想を述べている。その後、赤い2号機にロザミア、監視役として濃淡グレーの試作1号機(複座)にゲーツ・キャパ大尉およびローレン・ナカモト博士が搭乗してドゴス・ギアから発進し、ティターンズのサイド2毒ガス攻撃部隊と合流する。ロザミア機は阻止しようとするエゥーゴのカミーユ・ビダンが搭乗するΖガンダムと交戦するが、ロザミアはドゴス・ギア配属前のエゥーゴの強襲用宇宙巡洋艦アーガマ潜入任務の際にカミーユを兄と思い込むよう暗示がかけられており、混乱する。この間、ゲーツ機は隕石の影に隠れつつロザミア機を監視している。毒ガスの攻撃目標であるコロニー「モルガルテン」内部でロザミアはカミーユによって本機から降ろされるが、ゲーツ機の接近(クワトロ・バジーナ大尉の百式の砲撃を受け、一時行動不能となる)によって正気を取り戻し、サイコミュによる遠隔操作で本機をMS形態に変形させて再度搭乗する。このとき百式のビームライフルを至近距離から立て続けに被弾しているが、全くダメージを受けなかった。ロザミアを撃てないΖガンダムは百式の援護によってコロニーから脱出し、続いてロザミア機とゲーツ機も宇宙に出るが、エゥーゴの援軍の数が多く撤退する。