OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊(08小隊)』に登場。当初の資料では "MS-06J" とされていたが、劇場版『機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート』のパンフレットで「MS-06JCザク局地戦仕様」と紹介された。以降は資料によってまちまちであるが、『08小隊』公式サイトでは "MS-06JC" とされ解説でも「JC型」と呼ばれる。メカニックデザインは大河原邦男で、先に発売されたプラモデル『マスターグレード (MG) MS-06F/J ザクII』用の画稿に多少手を加えたものである。
戦争の長期化にともない、ザクIIの局地的な対応能力が不十分となり、当初から陸戦型として再設計された機体。各部に陸戦に特化した追加装備がほどこされているが、逆に本機から宇宙用に改装することも可能なようにも設計されている。
J型からさらにコックピット周りが改良されている[12]。当初、高温多湿でのMSの運用は宇宙空間での気密性を利用することが前提とされるが、かえって故障が多発したため、胸部前面の装甲をすべて開閉式とし、搭乗方式も直接対面式に変更されている。装甲は上方に跳ね上がり、昇降用のホイストとクレーンが組み込まれている。また、F型やJ型ではコックピットが右寄りに配置されているが、本機では中央に配置されている。コックピット内部はザクの頭部をモチーフにデザインされているため半球形になっており、作戦行動中のパイロットがストレスを感じない程度の空間が確保されている。操縦系統や一部パーツなどは、統合整備計画による統一規格となっている。また、一部の機体は左肩アーマーのほかに右肩シールドにもスパイクが3本追加されている。武装はF型やJ型と同様だが、ザク・バズーカは弾倉式(バナナマガジン)のものを携行する。
『08小隊』第3話では、ノリス・パッカード大佐が搭乗、シロー・アマダ少尉の陸戦型ガンダムと交戦して中破し、撤退する。漫画『機動戦士ガンダム第08MS小隊 U.C.0079+α』では、ノリスは青く塗装された専用機に搭乗する。
第8話では、腰部動力パイプが切れ、スパイク・アーマーと左腰部装甲が破損・欠落したデル機(マゼラトップ砲を携行)と、右肩アーマーとシールド、左膝アーマーが欠落したアス機(ヒート・ホークとジム用のシールドを携行)が登場。両機ともサンド・カラーに塗装されている。アス機はゲリラのロケット・ランチャーの直撃をコックピットに受け、デル機は陸戦型ガンダムの狙撃により行動不能となる。