オールズモビルに強奪されたF90の2号機は大幅な改修(火星独立ジオン軍仕様)を施されており、また1号機との戦闘で両足や胸部、頭部をはじめ機体の60パーセントを欠損し大破する。サナリィに回収され改めて機体状況を検分され、ジェネレータを含む動力部や制御コンピュータは無傷であることから、2号機の再生計画が立案される。
修復の際には同時期に基礎設計を終えていたF91より技術的なフィードバックがあったといわれ、欠損したパーツを新造されてF90IIとして生まれ変わり、宇宙世紀0121年10月28日にロールアウトする。
主な改装点としては、完全に失われていた両足のフレームを新開発のものに刷新、新型の頭部には構造上のバグを指摘されたニューロ・コンピュータからバイオコンピューターに換装、ジェネレーターもより効率のよいタイプにあらためられる。このため本機は "F90Dash" とも呼ばれ、F91への叩き台であるともいわれる。
また、火星独立ジオン軍による改装の際に失われたミッションパックシステムも再導入され、F90のものをそのまま使用できる。塗装もロールアウト・カラーに近いものに戻されている。
「MSジャーナル ダイジェスト版」では、0122年10月頃のパリMSショウで公開されている[36]。
プラモデル『1/100 ガンダムF90II-Lタイプ』付属説明書には、ラー・カイラム級戦艦を母艦として、Lタイプでロング・ライフルの試射をおこなう様子を描いたカラーイラスト(たけばしんご作)が掲載されている。
漫画『機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 紡がれし血統』では、宇宙世紀0123年3月の連邦軍第2艦隊によるクロスボーン・バンガードのイルルヤンカシュ要塞攻略の際にナナ・タチバナ少尉が1号機に続いて搭乗、Lタイプによる超長射程からの狙撃により多数の敵MSを撃破する。シュテインのベルガ・ギロスとの再戦の際にコンピューターの不全で近接格闘戦に耐えられないことが露呈し窮地に陥るが、父カムナのプロトタイプジャベリンに救われる。その後、コンピューターのエラーにより行動不能となるが、シュテインは「親父との最後の約束だから」と無事送り届けることを伝える。
模型雑誌『ホビージャパン』1993年3月号掲載の特集 「機動戦士ガンダム GUNDAM FORMULA U.C.0093-0123」では、F91の開発後にVタイプで運用されたとしている。このときのカラーリングは、F91ヴァイタルのように胸部も白く塗装され、ソール部など一部が赤く塗り分けられていたとされる。
なお、「F90 A to Z PROJECT」のIタイプ 木星決戦仕様の解説では、0120年にF90IIがIタイプ装備で出撃したとされるが、前述の通り本仕様のロールアウトは0121年とされており、矛盾が生じている。