在来機種ではネオ・ジオン軍に対抗しきれないことから、ロンド・ベル隊の要請を受けた地球連邦軍が発注した。 ブライト・ノアが宇宙に上がる際の手土産という形で、地球連邦政府が置かれているチベットのラサから開発資金を捻出させた。そして製造場所として、補給関係の重鎮であるジョン・バウアーからの紹介でアナハイム・エレクトロニクスのフォン・ブラウン工場を確保した。
設計にはロンド・ベル所属のアムロも参加。連邦軍側の開発プロジェクト主導者は同部隊所属のチェーン・アギ准尉。アナハイム社側の開発責任者はオクトバー・サラン。
小説版(『ハイ・ストリーマー』)では、チェーンはアムロに、これまでのガンダム系MSモビルスーツの最大平均値というべき数値を取り出し、新素材を使って再設計した本機の概念図を見せるが[注 7]、それはアムロが考えていた「ニュー・ガンダム」に酷似していたという。ブライトはアムロのアイデアを入れて具現化するよう促し、アムロもそれに応えるように、パイロットに不親切な部分があることを指摘し、外装の強化とサイコミュの搭載を提案する。また、『ベルトーチカ・チルドレン』では、サイコフレーム導入以前の本機のサイコミュ・システムはアムロ自身が設計したもので、あくまでフィン・ファンネルのコントロール用であったとされる。
『ガンダム・センチネル』の「アナハイム・ガンダム開発一覧表」では、本機の機体名の "ν" はアナハイム社内の開発コードとされ、「γガンダム(リック・ディアス)」から数えて11番目の「アナハイム・ガンダム」とされている。
アナハイム社が培ってきたMSモビルスーツ技術も積極的に利用されており、機体に用いる部材はΖ系MSモビルスーツのものを使用。アムロの専用機として開発されることから、アナハイム社の技術の粋が注がれている。センサー類にはインコムやバイオセンサーの技術をスピンオフして用いている。さらに、整備やアップデート、量産化を踏まえてほかの量産機のなかから選別したムーバブルフレームなどを使用するとともに内装火器は極力減らされている。また、フィン・ファンネルの搭載にあわせて機体の慣性重心、バランスを考慮し、重心移動に対応した機体管制プログラムも搭載されている。操縦系統もΖ系ほどの先鋭さはない。これにより本機は宇宙世紀0093年における最強クラスの性能を有するMSモビルスーツでありながら、整備性の高さや操縦が簡単で実用兵器としての信頼性も兼ね備えたバランスの良い機体として完成した。