地球連邦軍所属のペガサス級強襲揚陸艦2番艦。一部資料ではホワイトベース級1番艦で宇宙戦艦(SBB)、宇宙空母(SCV)、宇宙攻撃空母(SCVA)、MS搭載強襲揚陸艦(LMSD)、RX-MS用強襲揚陸艦[などと分類されることもある。小説版『機動戦士Ζガンダム』では、本艦の艦種を「強襲用重巡洋艦」と表記しており、これが後述する「ホワイトベースという存在は」うんぬんを一番表している艦種類別ではないかとされる。サイズや重量に関しては旧来より諸説が混在している(諸元参照)。
連邦の宇宙艦としては初めてMSの運用能力を持ち、V作戦のRX計画によって製造された「RX-78 ガンダム」、「RX-77 ガンキャノン」、「RX-75 ガンタンク」といったコア・ブロック・システム採用機の搭載を前提とした設備を持つ。
総監督の富野由悠季によれば、「ホワイトベースという存在は、戦争初期の敗退で生産力の激減した状態の連邦軍が単艦多用途を追求するあまり、“火力は戦艦以下、速力は高速艇以下、物資輸送能力は輸送機以下”という中途半端な艦を造ってしまった結果」なのだという。
とはいえ、搭載するMSの性能は高く、このMSも搭載火器の役割を果たしていた。この方式は軍部にとって結果的に満足できるものであったため、のちにアーガマ級やラー・カイラム級など、類似した方式をとる艦が建造される。
特徴的な機能として、ミノフスキー・クラフト・システムを利用した大気圏内での反重力浮上推進や、オプション装備なしで大気圏突入・離脱が可能であるが、この機能はのちの連邦艦艇にはほとんど引き継がれていない。
そのほかの機能としては、艦全体が主船体、エンジン、艦載機運用区画などにブロック化されており、部分部分を切り離すことが可能である(短期間での搭載機の宇宙戦闘機からMSへの大幅な設計変更や、ア・バオア・クーにおいてメインエンジンが破損した際にエンジンを切り離し、その結果、座礁し航行不能に陥るものの、致命的な損傷を免れたのはこの機能があったからである)。
両舷に艦載機用のリニアカタパルトを有し、その外観が馬が手足を前後に伸ばした形に似ていたため、ジオン軍からは「木馬」(英語版では" Trojan horse "『トロイの木馬』)のコードネームで呼ばれる。
その他、全ての砲塔を収納することができるのも特徴的。民生用の補給艦と偽装していた際や、大気圏突入の際に収納している。
武装は大口径連装実体弾砲 (前部主砲) 1基 (計2門)、連装偏向型メガ粒子砲 (ビーム砲) 2基 (計4門)を主砲として装備している。実体弾砲、メガ粒子砲のいずれも従前の威力を凌駕している。