セイラ・マスは、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場する架空の人物。本名(あるいは旧名)は、アルテイシア・ソム・ダイクン 。その後の作品にも何度か登場している。
宇宙世紀0062年9月12日生まれ。それぞれ、ジオニズムの提唱者ジオン・ズム・ダイクンを父に、MSパイロットのシャア・アズナブル(本名はキャスバル・レム・ダイクン)を実兄に持ち、自らは医師を志して医学を勉強する。スリーサイズは84・60・88。
幼少の頃に父が死去し、当時ダイクン派だったジンバ・ラルのもとへ兄と共に引き取られる。それと同時に、ジオン共和国の独裁化を目論むザビ家の迫害から逃れるべくマス家の養女となり、アルテイシア・ソム・ダイクンからセイラ・マスに改名し、素性を隠しながら地球で過ごすこととなる。兄がサイド3(ジオン公国)へ向けて旅立ったのちに、自らはサイド7へ移住していった。
父の死に際しては、幼少ゆえにまだよく事情を理解できなかったことに加え、目的のために立ち去った兄とは違い、マス家で健やかに優しく成長した経緯もあり、「ザビ家への復讐」といった負の感情はまったく持ち合わせていなかった。医学を志しており、サイド7には医療ボランティアとして滞在していた。
第2話で、ホワイトベース (WB) の避難民のひとりとして初登場。避難民の収容に手を貸そうともせず自分のことしか考えていないカイ・シデンを平手打ちし、「軟弱者」と叱責する(なお、カイはセイラの名前を知っている)。サイド7に潜入するジオン兵(シャア)には毅然と拳銃を突き付けるが、マスクを外した彼の素顔に生き別れの兄キャスバルの面影を見出し、動揺する。この際、シャアもまた相手が妹アルテイシアであることを悟っており、以後WBへの攻撃時にその面影を思い浮かべては、「あの優しいアルテイシアが連邦軍の軍艦に乗っているはずがない」と弁解めいた独白をする場面がたびたび見られる。
中盤ではガンダムの搭乗経験もあることから、パイロットとして第24話からGファイター(劇場版ではコア・ブースター)に搭乗し、戦場へ出撃していくようになる。当初は慣れずにとまどう面もあったが、ガンダム(アムロ)との連係プレーなどで、次々と戦果を上げていく。第30話のジャブローでは軍曹(劇場版では准尉)に任官される。