メカニックデザイン企画『M-MSV』に登場。初出は『SD CLUB』第8号。「プロトタイプリックディアス」と中黒なしで表記されることが多い(初出含む)。
リック・ディアスの試作機。エゥーゴからの「高性能量産型」という要求から開発されるが、時間とコストの節減から基本構造にAE社で製造している連邦系MSと共通のムーバブルフレームを流用したことで、搭載可能なジェネレーターが限られ、出力不足の問題が生じる。これを解消するため、装甲材にガンダリウムγが採用されることが決定し、本機には「γガンダム」のコードネームが付与される。しかし、ジオン系の技術者が中心となって開発されたため、重MSであるドムに近いシルエットとなっている。
機動性および格闘戦性能を重視しており、サブ・モノアイや、着脱してシールドとしても使用可能なバインダー・スラスターを側面に装備した大型バックパックが採用されている。ビーム・サーベルも、大型で高出力のものを採用しているが、これらは量産型では変更されている[46]。携行武装として、量産型同様クレイ・バズーカとビーム・ピストルが用意されているが、前者は量産型のものと形状が異なる。塗装は濃淡ブラウンを基調に、一部ライト・ブルーとオレンジで塗り分けられている。なお、コックピットの位置は明言されていない。
デザインは大河原邦男。
『SD CLUB』第12号掲載の短編小説「モビルスーツコレクション・ノベルズAct.5 宿敵の幻影」では、上記の開発経緯のほか、シミュレーションでクワトロが搭乗し、最後にガンダムと対戦し勝利する。
漫画『機動戦士Ζガンダム Define』第4巻掲載の番外編「Struct EX01」では、アクシズからAE社へ移籍したスミレ・ホンゴウが開発責任者およびテスト・パイロットを務めており、機体の強度不足(材質は「超硬スチル合金セラミック複合材」とされる)からガンダリウムγの採用を要請、もともとアクシズのシャアからもたらされた技術であるため許可され、量産型に採用される経緯が描かれる。