『M-MSV』に登場。初出は『SD CLUB』第11号。
「シャアの反乱」の際、ロンド・ベル隊は主力であるジェガンがギラ・ドーガと比べて明らかに戦力不足であり、さらにサイコミュ搭載機であるヤクト・ドーガが量産化された場合も考慮し、エース・パイロット用に本機の少数生産を計画している。なお、原型機のνガンダム自体も、制式採用と開発費捻出のために量産も可能な設計とされている。開発は引き続きAE社が担当し、装甲やフレームの材質は原型機より1ランク下のものが用いられるが、基本性能は原型機の80パーセントをフォローしているとされる。
シナンジュ・スタインとほぼ同時期に、別系統で開発が進められたサイコフレーム搭載機であり、原型機と同様にサイコフレームが採用されている。ただし、戦争の長期化を睨んだパイロット確保のために、ニュータイプや強化人間の搭乗を前提としておらず、フィン・ファンネルのほかにニュータイプ以外でも扱えるインコムを、バックパック側面のユニットを換装することで装備可能としてある。ビーム・ライフルとシールドは原型機と同型のものを携行し、ビーム・サーベルは臀部のほか、フィン・ファンネル装備型はバックパック右側面の1本、インコム装備型は両側面のユニットに1本ずつ、ΖΖダブル・ゼータガンダムのものを参考にしたビーム・キャノン(カノン)兼用のビーム・サーベルを装備する。これらに加えて、左前腕部のラッチにはビーム・スプレーガンをマウントする。機体カラーリングは濃淡ブルーが基調となっている。
第二次ネオ・ジオン戦争が想定よりも短期で終息したため、本機の量産化計画は白紙となり、試作機1機が完成したのみで終わっている。このため実戦には投入されておらず、連邦の開発部が次期主力機のためにおこなっていたとされる月近傍でのインコムのテスト風景や、アナハイム社の女性スタッフらを撮影したスナップ(写真の日付は"U.C.0094.06.22")といった写真が残るのみである。