『MSV』の文字設定が初出で、のちに『M-MSV』で新設定とともにデザインされ、ゲーム『ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079』で追加設定とともにリファインされた。セカンドロットに属するガンダムの通算6番目の仕様で、6号機をもとに改修されている。
6号機は素体のままジムの母体となるが、その後2号機で得られたデータをもとに再設計される。ビーム・ライフルのエネルギーを使い切り、再チャージされるまでの火力不足を補うため、固定武装の強化を主眼に改修されている。ランドセルはキャノン砲装備の大型のものに換装され、脚部には可変スラスターが装備されている。塗装は白を基調に、濃紺と黄色で塗り分けられている。カメラアイは『ジオニックフロント』では赤だが、媒体によっては緑になっている。開発責任者およびパイロットはエイガー少尉。
作中ではジオン軍のジャブロー侵攻の際に、エイガー少尉の独断で「未完成状態」で初めて実戦投入された。しかし冷却システムの調整が不完全であったため、ジオン軍の特殊部隊「闇夜のフェンリル隊」の攻撃で破壊される。小説版ではエイガー少尉が敵に囲まれる事を避けるために、炎上中の艦船を背にして戦うという愚を犯したため、パワーユニットがオーバーヒートを起こし、大破させられる。
修理の際に肩部のアーマーと脚部可変スラスターが追加され、「完成状態」となる。しかし、再度闇夜のフェンリル隊と交戦し撃破される。小説版では、ゲラート・シュマイザーが搭乗する実体弾キャノンや煙幕弾の搭載などで改造されたザクIS型によって撃破される。