宇宙世紀0088年を舞台とする『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。「ガズR」「ガズL」とも表記される。メカニックデザインはガルバルディをもとに新規に起こされる予定であったが、却下されている。イメージ・カラーはワイン・レッドに金の装飾が候補にあったが、2機を区別するため変更された。
要人警護を目的として開発された機体で、そのベースとなったのはガルバルディβであるとも、ガルバルディα(B型)であるともいわれる。連邦軍が旧ジオン軍施設を用いて量産したガルバルディβとは異なり、本機はネオ・ジオン軍によって改良が常におこなわれており、出力、推力、装甲材質に至るまで高性能化されている。ガルバルディ系の機体設計が優秀であるため、改造は容易だったといわれる。
2機での連携運用が基本で、ショルダー・アーマーと前腕部アーマーの位置が左右逆である以外に性能差はない(ガズアルは右側、ガズエルは左側に装備)。儀仗用としての運用も考慮されているため、独特なカラーリングがほどこされている。シルバーを基調に、胴体部はガズアルが青、ガズエルが赤で、いずれも肩、胸、腰部スカート、脛にエングレービングが施されている。ロイヤル・ガードのナンバー1とナンバー2(『ΖΖ』第43話で崩れた建物の下敷きになって死亡)が搭乗する機体は全身シルバーで、ハマーン・カーンがキュベレイに搭乗する際には必ず護衛を担当する。キュベレイを中心として、右翼をガズアル、左翼をガズエルが固め、編隊を組む。
『ΖΖ』第42話で初登場。ガズアルにニー・ギーレン、ガズエルにランス・ギーレンがそれぞれ搭乗し、強化人間となったキャラ・スーンが搭乗するゲーマルクに常に付き従う。サイド3の小惑星「キケロ」近傍で、ΖΖガンダムに搭乗するジュドー・アーシタの呼びかけに錯乱するキャラをなだめ、撤退する。第43話では、サイド3コロニー「コア3」でハマーンを襲撃するプルツーのキュベレイMk-IIと交戦、ガズエルはハマーンやミネバ・ザビを港のサダラーンまで運ぶ。第45話では、アクシズを占拠したグレミー・トトの叛乱軍と交戦、ラカン・ダカランのドーベン・ウルフと斬り結ぶ。第46話では入れ替わりに登場したニュータイプ部隊の前に一時撤退。その後のモウサ近傍での戦闘で、ダミー隕石から現れたラカンのドーベン・ウルフの砲撃からゲーマルクを守るため、ガズエルが盾となり撃破される。第47話では、ガズアルはゲーマルクとともに、ハマーンのキュベレイとΖΖガンダムの一騎討ちに割って入る量産型キュベレイの部隊と交戦するが、無数のファンネルの斉射を受け撃破される。
もともとはキュベレイを駆るニュータイプ部隊の護衛機で、同機の両翼を守るほか5機のガルバルディが周囲を警戒する設定であった(7機のパイロットは全員女性とされた)。