ズゴックは、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型ロボット兵器「モビルスーツ (MS)」のひとつ。初出は、1979年放送のテレビアニメ『機動戦士ガンダム』。
作中の敵側勢力であるジオン公国軍の量産機で、水中行動が可能な「水陸両用MS」に分類される機体。通常のMSと違って首がなく、胴体自体にジオン系MSの特徴であるモノアイ(単眼)カメラを内蔵している。ほかにも蛇腹のような構造の手足、両手の鋭い3本の爪(アイアン・ネイル)といった独特の構造をもつ。劇中では量産型である水色の機体のほか、主人公アムロ・レイのライバルであるシャア・アズナブルが搭乗する赤い機体が登場する。
テレビ版第29話「ジャブローに散る!」(『劇場版 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』)にも登場。テレビ版ではマッドアングラー隊にゾックとズゴック各1機が補充された。シャア・アズナブルは赤く塗装された専用のズゴック(S型)に搭乗し、ジャブロー攻略に参加する。テレビ版ではシャアの部下として2機のズゴックが登場し、シャアと共にガウ攻撃空母から降下した。リー・ホワン搭乗機は対空砲火で降下中に撃墜され、ジッタル機は着水するも連邦軍防衛施設から発射された魚雷の直撃で撃破された。
僚機を失ったシャアは、ボラスキニフ曹長らの先発隊と合流するとジャブロー内部にて61式戦車を投げ捨て、ジム数機を撃破した。ジムのビーム攻撃を回避しつつ懐に入り、同機をアイアンネイルの一撃で倒したシャア専用機はガンダムと交戦したところをウッディ大尉搭乗のファンファンに攻撃され、メインカメラを破壊されて撤退した。劇場版ではメインカメラを破壊されないままガンダムとの戦闘を続け、ビームサーベルで右腕を切断されて機体のバランサーが狂い、撤退を余儀なくされた。
テレビ版第30話では、シャア専用機が第二次攻撃隊のアッガイ部隊を率いてふたたびジャブローに潜入する(モノアイも修理されていた)。潜入作戦は失敗し、脱出中にガンダムに発見されての戦闘でアッガイ部隊は全滅する。シャア専用機のみ右腕を切断された状態で脱出し、これ以降は登場しない。