地球連邦軍のニュータイプ専用試作MS。νガンダムとの大きな違いとして、機体カラーは「白と青」、もしくは「白と紫」の2色を基調とし、背部中央にスタビライザー、その左右にファンネルラック、その下にスラスターとプロペラント兼補助スラスターユニットという構成になっている。スタビライザーはAMBACシステムとスラスターとしての機能を併せ持つ。エネルギーの再充填機能を持った二基のファンネル・ラックに、フィン・ファンネルを片方3基ずつをラックから吊り下げるように懸架することで、翼を模したような姿となる。
『ベルトーチカ・チルドレン』に準じる設定
1988年発表の小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』に登場するHi-νガンダム。
『ベルトーチカ・チルドレン』は登場するキャラクター・機体やストーリーが映画版と異なるパラレルワールドであり、それ故にこちらの設定においてHi-νガンダムは劇場版のνガンダムに相当する全く同一の機体となり、両機は相互にパラレルの関係にある。
映画版のνガンダムと同じく、実質3ヶ月の短期間で建造された急造の機体であり、アムロが設計していたサイコミュを内蔵したガンダムである。元々は地球連邦軍がアナハイム社に開発させていた機体だが、ブライトのロンド・ベル隊の赴任の手土産として本機のロンド・ベルへの配備が決定したことを受け、アムロは自身が設計したサイコミュを搭載させ、正式採用機となった。
その為、映画版と異なり機体の設計にアムロ当人は関与していない。右腕部に単装タイプのマシンガンを装備し、後部のマガジンラックは交換が可能。シールドの裏には、一年戦争時のビーム・ライフルに相当する出力を持つビーム・ガン用ジェネレーターを内蔵する。
形式番号と名称は、小説及びそのコミカライズでは「RX-93 νガンダム」のままであり、劇中でもそう呼称される。模型媒体では「RX-93-ν2 Hi-νガンダム」の商品名で発売されている。プラモデルの解説では、型式番号が「ν2」となっているのは建造途中の仕様変更により改訂されたものとされ、「ν1」にあたる機体が存在するわけではなく、その一部が改訂前の設計案として言及されている。