ハロは、「ガンダムシリーズ」に登場する架空のロボット。初出は、1979年に放送されたテレビアニメ『機動戦士ガンダム』。おもに主人公側のペット・ロボットとして登場し、マスコット的存在となることが多い。
『機動戦士ガンダム』第1話で、フラウ・ボゥが所有する個体が登場。サイド7からホワイトベースに乗艦後はおもに孤児となったカツ、レツ、キッカと行動をともにしている。アムロ・レイがメンテナンスをおこなっている描写もあり、放送終了後の資料ではアムロが製作し、フラウにプレゼントしたとされる(公式ウェブサイトでも同様)。作られたのは劇中の2年前。最終話では、ア・バオア・クーでの最終決戦を経て沈むホワイトベースから乗員たちとともに、スペース・ランチで脱出している。
黄緑色の直径40センチメートル程度の球形の本体につぶらな「目」をもち、収納されている手足を伸長することもある(脚は「蓋」が足として接地する)。また、手が収納されているハッチ(耳に当たる)を羽ばたかせての浮揚も可能。材質や動力源は不明だが、ゴムボールのように弾んだり転がったりして移動する。マイコンによる簡単な会話が可能なほか、脳波測定器なども内蔵されている。
劇場アニメ『機動戦士ガンダムF91』などのガンダムシリーズの設定考証を担当したサンライズ(当時)の井上幸一による後年の設定によれば、SUN社によって宇宙世紀0078年頃に発売された製品であり、フラウが所有する個体はアムロの手によってさまざまなカスタマイズがほどこされていたとされる。もとの製品は、内蔵のコンピューターに初歩的なAIを搭載し、耳の部分に内蔵されたスピーカー兼マイクと目の部分のカメラで常にユーザーを認識し、その問い掛けに答える。その反応がシンプルかつキュートで中学生の人気を得るものの、ベーシック・モデル(組み立てキット)がビジネス・ユースの高級携帯端末に匹敵する価格であり、子供向け玩具としては高価すぎたためにあまり数は売れなかった。さらに翌年の一年戦争の勃発により、4,800セット出荷された初回ロットの大半が戦火で失われてしまい、宇宙世紀0150年代に確認できるのはわずか15セットにも満たない(”一年戦争の災禍によって初期ロットは13セットを残すのみ”とする資料もある)。キット開発時のデータによれば、直径27.3センチメートル、重量1.23キログラム。