連邦軍の「RX計画」(のちに「V作戦」に統合)で最初に開発されたMS。ジオン公国軍から極秘に入手したMSの断片的な情報をもとに開発される。対MS用重戦車であるRTX-44をベースとしており、2足歩行システムの実用化以前でもあったため、脚部をもたず無限軌道で走行する。武装も長距離攻撃・長距離支援用の火器を有する。
メイン・エンジンとして下半身にタキム重工製のNC-4熱核反応炉を搭載するが、8,000馬力の原子炉とガスタービンのハイブリッドとする説や[、MSの核融合炉搭載に失敗した場合を想定したガスタービン・エンジンと燃料電池とする説など、動力については諸説ある。いずれにせよ、出力不足からビーム兵器は使用できない。
当初は4機が製造されており、2号機以降はコア・ブロック・システムが導入され、MSとして分類される。腹部のコア・ブロックのほかに、頭部にも砲撃手用のコックピットをもつが、コア・ブロック側からすべてをコントロールすることも可能。その後2回の改修を受け、最終型の型式番号はRX-75-4とされる。機動性や近接戦闘能力の低さから、量産は不適当と判断され、計8機で製造が中止されるが、MSという認識からコア・ブロック・システムを廃して再度重戦車に立ち返ったガンタンクIIとして再設計される。
テレビ版『機動戦士ガンダム』第1話および劇場版第1作では、2号機から4号機までがジャブロー基地から未完成のパーツ状態のまま強襲揚陸艦ホワイトベース (WB) でサイド7・1バンチに移送され、そこで最終的な組み立ておよび評価試験がおこなわれる予定であったが、公国軍のザクII 2機の襲撃により1機を残して破壊され、第2話で残った3号機がふたたびWBに搭載される。
第3話ではルナツー近傍でハヤト・コバヤシを砲手(頭部)、カイ・シデンを操縦手(腹部コア・ブロック)として初の実戦参加をおこない、補給艦パプアを撃沈する。第6話では北米でアムロ・レイを操縦手として出撃するも一時撤退し、アムロはガンダムに移乗するが、本機は操縦手をカイに交代してふたたび戦闘に復帰している。