ドランタイプは全高15.4mの飛行可能な特殊ウォーカーマシンである。色は白。
他のウォーカーマシンのような作業・掘削の用途への使用は考えられておらず、イノセントが拠点防衛用に作り上げたため、長時間安定して飛行できる。戦闘に特化しているので武装は強力。惑星ゾラではシビリアンの間には航空機類はなく、長い間イノセントの独占状態にあった。しかしホバギーに代表されるファンローター式の浮行マシンは存在し、ウォーカーマシンもジェットホバーノズルでかなりの高さまでジャンプが可能だった。そんな中でドランタイプはあえて歩行能力を大幅に簡略化、飛行に特化して開発されている。胸部から背部にまたがる大きなカバーに覆われたローターを2基備えており、空中機動性はかなりのものである。反面脚部は軽量化のためか折り畳み式の着陸脚状、腕部は固定武装を内蔵した兵装スポットで汎用性と歩行性能はかなり低く、飛行と攻撃力のみが突出した「ウォーカー」マシンとは呼べないような機体となっている。高機動と飛行による軽量化ゆえに装甲が犠牲となり、防御力が低いのが弱点。全高よりも全幅が大きく昆虫のようなシルエットを持つ。
32話より登場し、最終回までイノセント側の主力WMとして活躍した。劇中のブルメのセリフによると通常の交易ルートにはまだ流通しておらず、カシム・キング派のイノセントが組織した軍隊に参加したグレタ・カラスをはじめ、ブレーカーの多くが使用している。本来「二本の脚で再びゾラの大地を歩く」という願いが託されていたウォーカーマシンの思想からは離れ、支配と制圧のために特化した飛行能力と火力は、人類再生計画に否定的なカシム派による「イノセントによる支配思想」を象徴する機体であるとも評されている。反イノセントの対抗組織ソルトのビリン・ナダやマリア・マリアも捕獲した機体を使用して戦果を上げているが、慣熟訓練を行なっておらず撃破されてしまう。デザインは富野由悠季のラフを出渕裕がクリーンアップ。当初は飛行メカではなく、ジャンプできる時間の長い機体と考えていたとのこと。