類再生を目指すイノセントがシビリアンと呼ばれる新人類に与えたLSの中でも、極めて特殊な艦である。最大の特徴はウォーカーマシン(以下WM)に変形する機能を有していることである。WM形態は艦船サイズであり、ゾラ史上最大のWMである。
イノセントはシビリアンの精神的発展を勘案して、より複雑なマシンを供与する計画であった。その計画からの推定では、このアイアン・ギアー級はシビリアンの革新を示す象徴的なLSと言える。
しかし、構造の複雑さから故障や燃料消費が多い。LS形態ではホバリングによる浮上航行が可能であるが[1]、変形すると大腿部や脚部に内蔵されたホバー機構が使えなくなるため飛行能力は低下し、せいぜい跳躍が可能な程度となる。劇中初期ではどちらかといえば性能よりも、交易商人として「イノセントより最新鋭のLSを手に入れた」というステータスを顕示する艦として見られており、信頼性が無く取り扱いの難しい厄介なLSとして、操舵手のコトセットは散々愚痴を言い続けていた。